どうぞよろしくデス。
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新年会をやることになり、
知人の事務所に食べ物や飲み物を持ち込み
みんなで集まる事になりました。
続々と人が集まる中、
そのうちの一人が「俺、最近だれかに狙われてる
気がするんだよねー」と言い出した。
なにそれ?自意識過剰なんじゃないのか?
などと皆が冷やかすも
彼は暗い表情で首を横に振るだけでした。
しばらくして、最後の方に来た人が
「外に誰か知らない人がいたんだけど
あれ、ここに呼ばれた人?
暗がりで顔は分かんなかったけど・・・」
私は少し嫌な気がして、警戒するべきだと
みんなに呼びかけました。
なんだか不穏な空気が流れ出したとき、
「きゃあ!」という悲鳴が事務所の給湯室から
聞こえてきたので、みんな飛び上がって
給湯室にかけよりました。
「上から熱湯が落ちて来たのよ!なんで!?」
幸い、その熱湯は換気扇の所からだったので
下にいた彼女はやけどするほどではなかったけれど
私たちは顔を見合わせて「これはマズいのではないか」
と、ざわめき始めました。
最後に遅れてやってきた女性がこの事態を見て
「これ、ちょっとハズしてみましょうよ!
何か分かるかも知れない」
いや、そんな!危ないって!!
というみんなの制止も聞かず、彼女は流し台に上ると
テキパキとネジをはずし、
グイグイと換気扇を揺らしています。
私は、何かとんでもないものが飛び出すか
彼女に熱湯がかかって大けがをするのではないかと
こわくて、横にいた人を半ば盾にする感じで
びくびくしながら経過を見守っていました。
数分して、彼女の怪力で換気扇はあえなくはずれ
別に何もない事が分かりました。
「なんだよ〜、こえーなー」
みんなが胸を撫で下ろした瞬間。
建物の外で、男の叫ぶ声が聞こえたのです。
それは、悲鳴ではなく怒号のようでした。
それも酔っぱらいが喚く類いではなく
低いサイレンのようで、
たまに獰猛な動物が怒気をはらんでいるような
うなり声も混じり、
私達は胃を冷たい手で掴まれたようになって
誰もがそれぞれの立ち位置に固まり
身じろぎもせず、外の声に耳を傾けていました。
さらに私達を不安にさせたのは
その叫び声が、私達のいる事務所に近付いている
ということでした。
私達は恐ろしくなって、息を殺し
部屋の奥で身を固くしたり
勇気のある男性陣は玄関ドアに近付き
その何者かが部屋に入って来れないよう
そしてその声の主が何者なのか見極めようと
身構えていました。
外から来た男は、何かを叫びながら
確実に私達のいる事務所のすぐ近くまで来ていました。
誰も身動きせず、固唾を飲んでドアを見つめていた
その時、
私の携帯アラームがけたたましく鳴ったのです。
「あー、もう起きる時間や」
ちなみに、流し台に上って換気扇を外した女性は
黒木 瞳でした。
あと、今年は新年会してません。
知人の事務所に食べ物や飲み物を持ち込み
みんなで集まる事になりました。
続々と人が集まる中、
そのうちの一人が「俺、最近だれかに狙われてる
気がするんだよねー」と言い出した。
なにそれ?自意識過剰なんじゃないのか?
などと皆が冷やかすも
彼は暗い表情で首を横に振るだけでした。
しばらくして、最後の方に来た人が
「外に誰か知らない人がいたんだけど
あれ、ここに呼ばれた人?
暗がりで顔は分かんなかったけど・・・」
私は少し嫌な気がして、警戒するべきだと
みんなに呼びかけました。
なんだか不穏な空気が流れ出したとき、
「きゃあ!」という悲鳴が事務所の給湯室から
聞こえてきたので、みんな飛び上がって
給湯室にかけよりました。
「上から熱湯が落ちて来たのよ!なんで!?」
幸い、その熱湯は換気扇の所からだったので
下にいた彼女はやけどするほどではなかったけれど
私たちは顔を見合わせて「これはマズいのではないか」
と、ざわめき始めました。
最後に遅れてやってきた女性がこの事態を見て
「これ、ちょっとハズしてみましょうよ!
何か分かるかも知れない」
いや、そんな!危ないって!!
というみんなの制止も聞かず、彼女は流し台に上ると
テキパキとネジをはずし、
グイグイと換気扇を揺らしています。
私は、何かとんでもないものが飛び出すか
彼女に熱湯がかかって大けがをするのではないかと
こわくて、横にいた人を半ば盾にする感じで
びくびくしながら経過を見守っていました。
数分して、彼女の怪力で換気扇はあえなくはずれ
別に何もない事が分かりました。
「なんだよ〜、こえーなー」
みんなが胸を撫で下ろした瞬間。
建物の外で、男の叫ぶ声が聞こえたのです。
それは、悲鳴ではなく怒号のようでした。
それも酔っぱらいが喚く類いではなく
低いサイレンのようで、
たまに獰猛な動物が怒気をはらんでいるような
うなり声も混じり、
私達は胃を冷たい手で掴まれたようになって
誰もがそれぞれの立ち位置に固まり
身じろぎもせず、外の声に耳を傾けていました。
さらに私達を不安にさせたのは
その叫び声が、私達のいる事務所に近付いている
ということでした。
私達は恐ろしくなって、息を殺し
部屋の奥で身を固くしたり
勇気のある男性陣は玄関ドアに近付き
その何者かが部屋に入って来れないよう
そしてその声の主が何者なのか見極めようと
身構えていました。
外から来た男は、何かを叫びながら
確実に私達のいる事務所のすぐ近くまで来ていました。
誰も身動きせず、固唾を飲んでドアを見つめていた
その時、
私の携帯アラームがけたたましく鳴ったのです。
「あー、もう起きる時間や」
ちなみに、流し台に上って換気扇を外した女性は
黒木 瞳でした。
あと、今年は新年会してません。
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